皆さん、こんにちは。管理人のウヤジです。 前回は、私の自己紹介と、沖縄という土地との運命的な出会いについてお話しさせていただきました。一度の旅が、私の人生にこれほど大きな影響を与えるとは、当時は想像もしておりませんでした。
夢の深化:なぜ「移住」という具体的な目標になったのか
沖縄への訪問を繰り返す中で、備瀬崎は私にとって、単なる「癒やしの場所」以上の意味を持つようになりました。初めて訪れた2010年以降、私は沖縄本島だけでなく、石垣島や宮古島、西表島など、数えきれないほどの島々を巡る中で、その度に「いつかここに住みたい」という漠然とした思いを抱き始めました。
しかし、その思いが「いつか」から「必ず」という具体的な目標に変わったのは、ここ数年のことです。東京での会社員生活、特に海外事業の責任者として世界のビジネスの最前線で挑戦を続ける中で、私は多くのものを得ました。しかし同時に、「時間の質」について深く考えるようになったのです。
膨大な情報と常に隣り合わせの生活、複雑な人間関係、そして常に成果を求められるプレッシャー。これらは私を成長させましたが、同時に、本当に大切なものを見つめる時間を奪っているのではないか、という問いが常に頭の中にありました。
フクギ並木を抜けた先に広がる備瀬崎の静かな海は、そうした問いへの答えを示唆してくれました。波の音、鳥の声、風のささやき。そこには、地球が本来持つべき「時間のリズム」があるように感じたのです。ビジネスマンとしての顔を脱ぎ、一人の人間として心から安らげる場所。それが、私にとっての備瀬崎でした。
そして、この「時間の質」への希求こそが、私の沖縄移住という夢を、単なる憧れから、実現すべき人生の「第二章」へと深化させた決定的な要因です。
横浜での日々:金魚のシロちゃんとの静かな時間
現在、私は横浜を拠点に、東京のオフィスで変わらず海外事業に邁進しています。この「第一章」をやり切ることこそが、「第二章」を豊かにするための最も重要な準備期間だと考えております。
横浜での生活も気に入っています。都会の利便性と、港町の開放感が心地よく、自宅では金魚の琉金「シロちゃん」を飼っており、その優雅に泳ぐ姿を眺めて心を落ち着かせています。シロちゃんが水槽の中でゆったりと動く様子を見ていると、まるで備瀬崎の海を切り取ってきたかのような静寂な贅沢を感じるのです。
しかし、こうした穏やかな日常の中にありながらも、私の心は常に備瀬崎へと向かっています。現在、現地に住む友人との連絡を密に取り、物件情報や生活基盤に関するリアルな情報を収集しています。移住は、ロマンだけでは成り立ちません。周到な計画と現実的な準備が不可欠であることを、海外事業で培った経験が教えてくれます。
このサイト「備瀬崎ベース」は、そんな私の「第二章」への道のりを記録する場所です。東京での挑戦、横浜での準備、そして沖縄での未来。この物語が、いつかあなたの人生の物語と交わることを願ってやみません。
次回は、具体的にどのような「準備」を進めているのかについて、お話しできればと思います。


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